MAX-CHAINは高性能合成潤滑剤であり、厳しい荷重条件にさらされるチェーン、オープンギアー及び露出金属表面に対して、噴霧又は塗布することにより、湿潤、酸性環境でも優れた保護効果を発揮します。
MAX-CHAINは、ユニークなチキソトロピー性能(揺動性:揺れるとゲルから流動性のゾルに変化し、静止すると再びゲルに戻る性質)を有し、潤滑剤と溶剤のキャリアと混合したものです。これは噴霧または塗布することによって容易に使用することが可能です。この潤滑剤はいったん塗布した後、キャリアの溶剤が蒸発することによって表面にワックス状の強固なドライ潤滑被膜が残ります。この被膜は粘着性が低く、アブレッシブなダストや他の空気中のコンタミナントを表面への付着を最小限に抑えます。MAX-CHAINのドライ潤滑被膜の性能は、“極圧”特性を有し、効果的に摩耗を減少させ装置寿命を延ばします。MAX-CHAINの使用可能温度範囲は最高204℃です。
MAX-CHAINは有害物質を含まないため、例えば溶剤のキャリアが蒸発し潤滑被膜が剥離して地上に落ちた場合でも、MAX-CHAINは生物分解可能であり非常に小量の炭酸カルシウムと硫酸カルシウムが残るのみです。これらの2つ物質は天然のミネラルに含まれる物質です。

MAX-CHAIN の主な製品特長
使用温度範囲:最高204℃。
容易に使用可能:塗布または噴霧。
非常に耐久性が高くかつ長寿命の被膜を形成。
非常にダストが多い劣悪な環境でもアブレッシブ摩耗を防止。
強固な極圧(EP)潤滑被膜:高負荷を受ける表面を保護。
有効に錆と腐蝕防止:塩水噴霧や酸性環境を含み全ての環境で有効。
カルシウム物質により合成、天然環境に存在するミネラル。
粘度@37.8℃
SSU
CST
41.18
4.62
粘度@98.9℃
SSU
CST
31.25
1.54
密度@15.5℃
比重
Lb/Gal
引火点℃
0.829
6.91
57.2(溶剤)

※ 性状は典型的な値であり変動することがあります。